|
大加耶の文化
人間は本來もっていた理想を實現しようとする活動をするようになるが, その活
動の過程とその成果を總称して文化と称する。人間が本來もっていた理想とは眞・
善・美で表現できるものだ。人間がこのようなことを追求する姿は藝術・道??・
宗??(信仰)・制度等の形で現れる。したがって大加耶人たちがどんな理想を實現
しようとしたのか, つまりどのような文化を持っていたのかは彼らがのこしたす
べてのものにおいて追求してみることができる。
大加耶人だちが殘した文化のうち今まで連綿と續いてきたものとして加耶琴が擧
げられる。彼らは加耶琴を作りまたその曲調を作り演奏することが音樂を通して
理想社會の實現を夢見たのかもしれない
そして佛??は大加耶後期に導入された。高靈古衙洞古墳壁??にみえる蓮花の繪は
, 死者が極樂世界にいって生きられることを念願する心で描かれた。 蓮花は佛??の
象徴的な花である。大加耶に佛??が導入される經路についてはふたつの見解があ
る。金海の駕洛國から伝來したという説と百濟から伝來したという説である。も
う少し深みのある??究が期待される。
大加耶人たちが信じた他の信仰としては山岳信仰が確認される。大加耶支配階層
の墓域である池山洞古墳群から西北方を眺めると遠くに加耶山が見える。ここか
らみる加耶山はその姿態としてすでに神聖さを??している。大加耶の始祖王を生
んだ正見母主神話が生じた理由がそれで理解できる程度であるほどである。加耶
山の神聖な姿により崇拜の心が生まれたのだろう。このような山岳崇拜思想は大
加耶人たちの信仰世界において重要なひとつの部分を占めている。
太陽も大加耶人たちの崇拜對象であった。太陽は古代農耕社會にあって最も重要
な自然條件のひとつであったため古代から崇拜の對象になっていた。ところでこ
の太陽崇拜信仰は 自然崇拜の側面だけでなく古代國家の始祖伝説と關連して先祖
崇拜思想としても發展した。大加耶の始祖が加耶山神である正見母主と天の神で
ある夷毘訶に感應して誕生したという話をつくることができるものも太陽崇拜思
想がその基を成していたためである。
また大加耶人たちは死んでも現在の命がそのまま延長されるという来世思想を持っ
ていた。それで多くの副葬品を死体と一??に埋め, 殉葬も行なったのだろう。殉
葬とは物品を共に埋めたとこのほかにひとつの集團の支配階層に屬する人物が死
んだときそのあとを追って自發的にせよ強制的にせよ下位階層の人をともに埋め
たのである。この風習は結局被葬者が死んだのちも平常時の生活が持續されると
いう來世思想に端を發している。
|